府中や不動産のちょっとした話


重要事項説明違反(死亡)のマンション売却

2012年10月27日 15:47

約1年前都内のマンションを購入した方が来社し、1年前の競売記録が欲しいとの事。 理由を聞くと、当該マンションを購入した後、近隣の住民から「異臭がするため警察 立会のもと、室内に立ち入ったところ、前所有者が死亡しており異臭の為、管理組合 から室内清掃及び消臭のため多額の費用を支払った」と聞き、当時の競売事件の現況 調査報告書を見たいとの事(ちなみに警察に事件記録を求めたが相手にされず)。

当社は、2年分位の記録は残してある為、当該事件の関係人の陳述書、執行官の意見書を 提供した。 購入当時、相手方不動産業者(競売落札者)は、前述の死亡経緯を一切重要 事項で説明せず売却しており、当人は、「知っていたら購入しなかった」と述べ、重要 事項説明義務違反の場合の対応を当社に質問したが、当社は本件に関与していないので、 東京都の不動産取引相談窓口に連絡する様にアドバイスした。 当人は、後日結果報告すると話したが、実際のところ、異臭のため警察官及び管理会社立会のもと、室内に立ち入り現場検証しており、且つ室内清掃及び消臭に40万円以上を要した事実は、 重要事項での瑕疵説明義務に該当すると考えます。但し、購入者が損害賠償あるいは契約解除を 申し立てた場合、売買契約後1年を経過しているので、購入者の期待通りの結果が出るか難しい と思います。

裁判所の判例を検索したところ、自殺の場合でも損害賠償額の一部が認められる程度で、死因が 不明の場合は損害賠償額も却下されている様です。 当該事件でも死亡原因について死体検案書に よると、「高度死後変化により不詳」となっており、事件性はないとのことでした。


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