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築20年以上の中古住宅でしたが、東南角が沈下し1階並びに、2階の床が大きく傾斜していました。調査したところ、東南角の基礎が割れて沈下していました。

原因は樋の排水が下水管に配管されず、その箇所にたれ流しになっていた事、並びに基礎の鉄筋が少なく、ローソク基礎であった事でした。
修復方法として、先ず土台と土台の間を鉄レールで渡し、ジャッキで土台を 持ち上げ水平を保ち、破損した基礎を撤去しジャッキを埋め込む形で、新たに基礎を打ち、土台の水平を修復しました。 その後、期間をおき、水平レベルチェックを行いましたが、傾斜は完全に修復出来ました。
中古マンションを購入したお客様が転居のため、ガスの開栓を東京ガスの指定業者に依頼したところ、ガス管が元栓近くで切断されており、キッチンのガスコンロまでガス管がつながっていません。開栓を依頼した業者は、原因がわらないため、東京ガスが調査したところ、何年か前に同室でガス漏れがあり、キッチン付近のガス漏れが判明したのですが、当時の所有者からフローリング床の撤去、張替工事はしたくないのでやめて欲しいとの指示で、 やむなくガス管の工事はしないで切断したとの事でした。
事情が判明したのですぐ建築業者と現地に出向き、フローリング床を剥がして調べたところ、新築時コンパネ材に釘 を打つ時、誤ってガス管に釘を刺してしまって、その釘が何年か経つうちに釘穴がずれてガス漏れを起こしました。
その状況をそのままにして、マンションの新築時の売主( 一流マンションデベロッパー)を呼び現況を確認し、ガス管の交換工事、フローリング床、 遮音マットの張替工事、東京ガスの床暖房張替工事をデベロッパーの全責任負担で完了しました。又、責任上当該修復工事を施行した建築業者も大手の建築業者でした。
雨になると北側斜壁面が湿気をおびベッタリ濡れた状態になるので、地下室の構造に問題があるのかと大変心配しましたが、樋排水に気づき排水状態を見たところ、他の樋排水 は下水管に接続されていましたが、玄関わきの樋排水だけが下水管に接続されず垂れ流しに なっていました(距離が長いため手抜き?)。

その樋は2階の大屋根の雨水を一挙に受けるもので、雨になると大量の雨水が地下室の 北側壁面に向かって流れ込んでいると容易に想像出来ました。
すぐその樋排水を下水管に接続し、雨の都度、状況を観察しましたが、その後、どんな大雨になっても前述の北側壁面は湿気をおびず安堵しました。
この建物の建築業者が優良業者で地下室の構造に問題はありませんでしたが、もしこれが手抜業者であった場合、地下室の漏水補修工事は不可能かも知れません。
今後、地下室のある中古住宅は避けようと思います。
この他にも、不動産は一般の方が見落とし易い重要なポイントも数多くあります。
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