●競売の取下、取消、延期、停止

<取下>競売手続は債権者の申立にもとづき開始されますが、債権者は原則としていつでもこの申立を取下げることができます。ただし、開札の結果買受けが定まった場合には、最高価買受申出人及び次順位買受申出人の同意を得なければ、競売申立の取下はできません。
<取消>競売開始決定なされた後、その手続が違法であることが判明した場合、競売手続の進行を終了させます。この取消には
1.目的物の滅失等による取消
2.無剰余による取消
3.3回売却を実施しても売却の見込みがない場合
等があります。その他、担保権がない事を証明する確定判決が下された場合、被担保債権全額が弁済された場合、担保権の登記を抹消した場合、競売手続の停止、執行処分の取消を裁判所が命じた場合等は、競売手続が停止されその後に取消されます。
<延期>申立債権者と債務者、所有者との間で示談交渉をしているうちに、入札期間が指定され売却手続が進行した場合、申立債権者の上申により延期ができます。しかし、無期限に延期を認めるのではなく、延期に際し条件をつける事が多く、延期を認める時期も原則として期間入札の公告を行なう前までとされます。
<停止>売却を3回以上実施しても買受の申出がなかった物件にについて、また売却の見込みがないと認められる場合には、競売手続を3ヶ月間停止することが出来ます。さらに差押債権者が停止の通知を受けた日から3ヶ月以内に買受の申出をしなかったときには、競売手続を取り消すことができます、

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